ニュースリリース

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中長期の株主価値向上に向けた包括的な株主還元策および通期業績予想の上方修正を実施
収益性および資本効率を重視した「Vision 2028」の達成に向け前進

2024年11月06日
コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス株式会社

コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:カリン・ドラガン、以下、当社)は、中期経営計画「Vision 2028」に基づく包括的な株主還元策の実施を決定いたしました。また、2024年2月14日に公表した2024年12月期通期業績予想を上方修正いたしましたので、お知らせいたします。

 

 

包括的な株主還元策の実施
過去数年間、厳しい事業環境を背景に当期利益の赤字が続いたなかにおいても、株主のみなさまへの還元を最大限に実施すべく、安定配当を最優先に配当を実施してまいりました。そのような期間を経て、当社は、2023年8月に中期経営計画「Vision 2028」を発表し、現在、2028年の事業利益率5%以上およびROIC(投下資本利益率)5%以上を目指し、持続的な事業成長に向けた取り組みを進めております。そして、2024年通期業績予想の上方修正を機に、「Vision 2028」に基づく包括的な株主還元策を、当初予定していたタイミングよりも前倒しで実施することを決定いたしました。2028年までの意欲的な増配計画を織り込んだ配当政策への見直しや、300億円または2,000万株の自己株式取得、2,300万株の自己株式消却、2024年配当予想の上方修正といった複数の株主還元策を組み合わせた包括的な取り組みであり、これらを通じて、「Vision 2028」で目指す中長期の株主価値向上を図ってまいります。

 

配当政策の見直し 

従来の連結配当性向の目標値30%以上を40%以上に引き上げ
新たな指標として連結株主資本配当率(DOE)を設定。2028年のDOE目標2.5%以上
「Vision 2028」の期間、1株当たり年間配当額を毎年、維持または増額する「累進配当」を実施

自己株式の取得

(注1) 

300億円または2,000万株を上限に実施
発行済株式総数(自己株式を除く)の11.0%

自己株式の消却

(注2) 

2,300万株の自己株式を消却
消却前の発行済株式総数の11.2%

2024年配当予想の

上方修正 

2024年期末配当金を1株当たり3円増額
これにより、2024年年間配当金は1株当たり53円の予定

(注1)自己株式の取得期間:2024年11月11日~2025年10月31日
(注2)自己株式の消却予定日:2024年11月11日。本日時点で保有している自己株式を対象としております。

 

2024年通期業績予想の上方修正

第3四半期累計期間(2024年1月1日~9月30日)におきまして、継続する人出の増加や猛暑等を背景に需要が増加するなか、新製品の展開や効果的な営業施策が奏功し、販売数量が当初想定以上の伸長となりました。加えて、最需要期における製造効率向上などの貢献もあり、当初想定以上の増収増益となりました。また、第4四半期(2024年10月1日~12月31日)におきまして、10月1日から実施の価格改定による収益性改善の効果を新たに計画に織り込んでおります。これらの状況を勘案し、2024年通期業績予想を上方修正いたしました。「Vision 2028」の重要な初年度における上方修正であり、通期の事業利益は前年比5.7倍となる115億円を目指します。

 

単位:百万円

  2024年通期 
修正計画 
前年比 
増減
前年比 
増減率 
当初計画比 
増減
当初計画比 
増減率 
販売数量 
(百万ケース)
497 +5 +1% +5 +1%

売上収益 

888,000 +19,419 +2.2% +5,600 +0.6%

事業利益

11,500 +9,475 +467.9% +1,500 +15.0%

営業利益 

13,600 +10,159 +295.2% +1,700 +14.3%

親会社の所有者に
帰属する当期利益 

7,400 +5,529 +295.6% +500 +7.2%

 

※ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。