近年、ESG(環境・社会・ガバナンス)の分野において持続可能性の観点から企業活動を評価するSRI(Socially Responsible Investment:社会的責任投資)が重要な投資選択基準のひとつとなっています。当社は、共創価値(CSV:Creating Shared Value)を経営の根幹と位置づけビジネスを推進しており、さまざまな評価機関より高い評価を得ています。当社のSRIインデックスへの組み入れ状況は以下のとおりです。(2022年3月31日現在)
当社は、世界のESG(環境・社会・ガバナンス)投資の代表的指標である「Dow Jones Sustainability Indices (以下、DJSI)」のアジア・太平洋地域版である「DJSI Asia Pacific」の構成銘柄に4年連続で選定されました。2021年は同地域における主要企業約600社から、当社を含む153社(うち日本企業77社)が選定され、当社は環境に関する方針やビジネス行動規範、人材開発などが高く評価されました。
DJSIは、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスによる株式指標の一つで、世界の主要企業約3,500社を対象に、経済・環境・社会の3つの側面から綿密な調査を実施し、持続可能性(サステナビリティー)に優れた企業を選定しています。その評価は、ESG投資の世界的指標として、重要な投資先を選ぶ際の基準となっています。
当社グループは、組織の社会的責任に関する国際規格であるISO26000に則ったCSRを更に進化させ、ビジネスの成長と社会の持続性をひとつの課題として捉える「共創価値(Creating Shared Value:CSV)」を経営の根幹としています。「多様性の尊重」「地域社会」「資源」を3つの柱とし、課題解決のための具体的なアクションプランを実行していることが今回の選定につながりました。
今後も事業活動を通じた社会課題の解決に取り組み、当社グループの事業領域における「SDGs(持続可能な開発目標)」(注1)の達成に貢献し、持続可能な社会の実現を目指してまいります。
(注1) SDGs: Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)
2015年に国連サミットで採択された2030年までに持続可能でよりよい世界の実現を目指す国際目標。17の目標と169のターゲットから構成される。
【参考】
DJSI ウェブサイト(英語)
https://www.spglobal.com/esg/csa/
当社は、「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」の構成銘柄に選定されました。グローバルインデックスプロバイダーであるFTSE Russellにより構築された「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」は、各セクターにおいて相対的に、環境、社会、ガバナンス(ESG)の対応に優れた日本企業のパフオーマンスを反映するインデックスで、セクター・ニュートラルとなるよう設計されています。また低炭素経済への移行を促進するため、特に温室効果ガス排出量の多い企業については、TPI経営品質スコアにより改善の取り組みが評価される企業のみを組み入れています。
なお、本インデックスは、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が選定するESGパッシブ運用のベンチマークとして採用されています。
当社は、組織の社会的責任に関する国際規格であるISO26000に則ったCSRを更に進化させ、ビジネスの成長と社会の持続性をひとつの課題として捉える「共創価値(Creating Shared Value:CSV)」を経営の根幹としています。また、サステナビリティーフレームワークとして「多様性の尊重」「地域社会」「資源」の3つのプラットフォームと9つの重要課題を特定するとともに、非財務目標である「CSV Goals~共創価値創出に向けて~」を策定し、具体的なアクションを推進しています。
今後も事業活動を通じた社会課題の解決に取り組み、持続可能な社会の実現を目指してまいります。
【参考】
・FTSE Russell
https://www.ftserussell.com/ja/
・FTSE Blossom Japan Index Series
https://www.ftserussell.com/ja/products/indices/blossom-japan
当社は、環境情報の開示状況や炭素効率性(売上高当たり炭素排出量)の水準に着目して構成銘柄のウエイトを決定する指数「S&P/JPX カーボン・エフィシェント指数」に組み入れられています。銘柄構成比率決定要素うちの一つである炭素効率性評価において、十分位数分類1(売上高当たり炭素排出量が最も少ない)に分類されています。
※2022年時点